■ 年齢・性別・職業
50代男性・会社員
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■ 主訴(ご来院時のお悩み)
痛みはないのに、手が上がらない。
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■ 来院前の状況
3ヶ月前に右肩を痛め、整形外科を受診した。その際、五十肩と診断され、服薬とリハビリを開始した。
痛みは改善したが、2ヶ月継続しても肩の動きに改善が見られず、他の治療法はないかと検索をしていたところ、当院を見つけ来院した。
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■当院でのアプローチ
肩を上げやすくする土台を作るために、首・背中・胸の可動性を整えました。
次に、肩甲骨まわりや胸の筋肉の硬さをやさしくほぐし、腕がスムーズに動くように調整しました。
さらに、自宅でできる簡単なセルフケアとして、肩甲骨まわりのストレッチや胸・背中の軽い運動、腕を上げる練習を日常に取り入れました。
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■ 経過・変化
【初回】
80°しか上がらなかった方が、100°まで上がるようになった。
【2〜4回目】
肩が120°まで上がるようになった。
洗顔や着替え動作での痛みが緩和し、日常生活が不便なく送れるようになった。
【5回目】
肩が130°まで上がるようになり、吊り革が持てるようになった。
【6回目】
変動なく、常に肩が130°上がるようになった。
【7回目】
2週間に1回に間隔を空け、更なる動きの改善と再発防止に向け施術を継続。
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■ お客様の声
2ヶ月リハビリをしても思うように良くならず、吊り革も持てずに通勤が大変でした。初回の施術で「肩じゃなくて胸や背中が関係している」と説明を受けて驚きましたが、回を重ねるごとに肩が軽くなり、痛みもどんどん減っていきました。
今では吊り革も問題なく持てるようになっただけでなく、昔から悪かった左肩の上がりまで良くなり、ここまで上がるようになるのかと感動しています。
また再発しないように、メンテナンスも続けていきたいです。
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■ 担当者より
整形外科的な治療で改善が乏しかった原因は、肩関節だけを治療対象としていたことでした。
実際は、胸郭・肩甲骨・体幹の連動不良が大きく影響しており、そこを整えることで可動域がスムーズに回復していきました。
痛みを取るだけでなく、動かしても痛くない状態をつくることが根本改善への近道です。
今後は再発予防のため、姿勢と呼吸のメンテナンスを定期的に行っていきます。
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