好転反応ってなに?
皆様はご存じでしょうか?基本的に整体・整骨院・マッサージ店で施術を受けた後に「患部の強い痛み」「患部外の痛み」「身体のだるさ」「吐き気や気持ち悪さ」これらの不調を我々の業界では好転反応と言います。
では、好転反応とは何か?本当にあるものなのか?医学的根拠はあるのか?を今回は徹底解説させていただきます!
好転反応はどんな時に起こる?
好転反応の定義としてはこんな感じで記載されております!
1筋肉の緊張の解消:
マッサージによって筋肉の緊張が解消されると、一時的に筋肉の緊張が緩むことで、痛みや不快感が現れることがあります。これは、筋肉が新しい状態に適応する過程で生じます。
2血流の改善
マッサージによって血流が改善されると、組織や筋肉に酸素や栄養素が供給され、老廃物や毒素が排出されます。このプロセスによって、一時的に不快な症状が現れることがあります。
3リラックス効果とストレス解消
マッサージによってリラクゼーションが促進され、ストレスが解消されると、身体の心の緊張が解放されます。しかし、一部の方は、緊張が解放される過程で一時的に不快感や感情的な反応が現れることがあります。
基本的に好転反応は数時間や数日で解消されるもののことを言います。数週間や数ヶ月で痛みの増悪や身体の不調は違う要因があると思いますので通っている整体院への相談が必要になってきます。
実際に医学的根拠はあるのか?
実は「好転反応」という言葉は医学的根拠やどうゆうメカニズムで起こっているのかは全く分かっておりません。
しかし、皆様に誤解はしてほしくないこととして
「分かっていない」=「ダメなこと」
単純にエビデンスがないという意味なので良いか悪いか事態分かっていない
他を例にとると分かりますが、肩の痛みで多い「四十肩・五十肩」コチラの症状も痛みが出るメカニズムは分かっていても原因は分かっておりません。
コチラも様々な議論が巻き起こっているように医学は分からないことだらけです。
という事は理解していただきたいです。
好転反応は良いと言っている先生からしたら「数時間・数日で良くなるんだから身体が変わろうとしている反応は悪くない」
好転は反応は悪いと言っている先生は「痛みが出る時点で悪い反応だろ」
と議論が巻き起こっております。
医学の分野は好転反応以外にも皆様が思ってる以上にわからないことが多すぎるくらいあります。
エビデンスというのは医学的証明がされていないことを指しています。
論文などで世間に認められて「正しい」証明がなされていないということです。
当院の考える好転反応
上記で好転反応をお話ししていきましたが、院によっては考え方が違うので当院が考える好転反応としては
「そもそも・・・好転反応を最低限にして施術をするのがプロフェッショナルの仕事」ではないかと僕は感じます。
好転反応が出たらダメとは思わないですし、筋肉の硬さが改善・血流の循環が良くなるとダルさや若干の違和感は訪れることはあると思います。
しかし、僕の経験上、マッサージ店やリラクゼーション目的での施術であれば好転反応は出やすいですが、姿勢矯正や内臓治療・自律神経の調整で好転反応はあまり出ないと思います。
そしてマッサージにおける好転反応はお客様から聞く限りかなり辛いものだと聞いています。例えて言うのであれば「強い筋肉痛」が全身に起きているようなものです。
加えて日常生活にまでも影響を及ぼす痛みは好転反応ではなく、むしろケガもしくは炎症症状だと私は考えます。
少しの痛みやだるさは、施術ではあり得ることかなと思いますが上記のような強い好転反応を出してプロフェッショナルのセラピストと言えるのか些か疑問です。
マッサージ系の強い施術は痛みが出やすい
強い指圧やマッサージは一見、「効いている感じがする」「痛気持ちい」感覚は受けている本人からしても不快ではないと思います。
しかし、強いマッサージを長時間受けていると身体にとっては「我慢」していることと一緒なので筋の緊張は上がり、「痛気持ちい」から「疲労」に変わってくるのが身体の構造です。
疲労状態は続くといくことは「ストレス」に変換されると言うことなので
ダルさや痛みが出るのは当然の結果と言えるでしょう。
加えて強い刺激を同じ場所に加えることで、上記でも述べたように「怪我」の恐れがあります。炎症症状が出てしまうことは好転反応ではないので、そこは皆様ご注意ください。
良い好転反応と悪い好転反応はあるのか?
ズバリ・・・これはあると思います。
要は症状が良くなる兆しがある痛みか、ただの怪我(炎症反応)なのか
見分け方としては、施術後、痛みが出たとしても数時間・数日で回復し、施術を受ける前よりも症状の改善が見られるのは良い好転反応と言えるでしょう。
逆に悪い好転反応は、施術後から歩くこともできないくらい強い痛みが出てしまって日を追うごとにその症状がひどくなっている。もしくはその症状が数週間・数ヶ月持続されている。
これは、もはや悪い好転反応ではなく怪我(炎症反応)だと言えるでしょう。
当院はどんなふうに好転反応を出さない施術をしている?
先ほども述べたように、当院では今のところお客様が好転反応を出したケースはあまりありません。
しかし、世の中には絶対という言葉は存在しないので今後も100%好転反応が出ないことを保証はできませんが、痛みが出てしまう原因を知っていればよっぽどのことがない限り、好転反応は出ないと考えております。
そもそも細かい問診や評価から根本原因を見つけ出し施術に入ることができれば、強い指圧やマッサージ、バキバキ・ボキボキするような施術も必要なく、ソフトな施術だけで慢性痛や神経痛の改善はできると考えていますし、当院に来られているお客様はこの施術で改善されています。
当院が行なっている具体的な施術方法として
筋膜リリース:全身の筋肉は筋膜というものでつながっているので、患部以外から施術を行い患部の痛みを取り除く施術
内臓治療:内臓の硬さや循環不良は全身に血流を送れず筋肉や関節・細胞に十分な酸素や栄養素を送ることが困難になり、痛みを引き起こしやすくなるため内臓の循環を改善し根本改善を目指す施術
クラニオセイクラル:自律神経(交換神経・副交感神経)が交換神経優位に働くと痛みに過敏になり慢性化しやすいので副交感神経を優位にして施術効果を向上させる施術
大きく分けて3つの施術内容でお客様に合った内容をご提供させてい亜t大ております。
最後に
施術後の痛みが強く出ることが継続されると施術意欲の低下にもつながります。基本的に慢性的な痛みは1回の施術で良くなることはほとんどありません。
もしかしたらこのまま施術を受けたらこれまで改善しなかった症状が改善するかもしれないですよね?1回だけの施術でこの施術は良く無いと決めつけてしまうことの方が本当に正しい判断とは言えません。
当院では根本改善を目標にお客様に施術をご提供させていただいているので
どんな治療プランであっても最低4回〜6回(1ヶ月〜1ヶ月半)は受けていただいて、それでも良くなる実感がなければ、通院先を変えることやキャンセルをすることをお勧めします。
良い施術をしてくれる整体院がどこなのか見極めるのは、お客様側として判断するのはとても難しいことですが、このような皆様の悩みに即座に答えられて寄り添ってくれる方は知識と技術を兼ね備えているセラピストだと私は考えますので、少しでも皆様の判断に役立つ情報をご提供できたらなこの記事を書きました。
症状や慢性痛にお悩みの方は是非一度ご相談くださいませ。